キャラメル包み
キャラメル包みはラッピングの基本となる包み方で、様々な形や大きさのギフトを包むことができます。
慶弔ではこの左右の紙の重ね方に、違いがあるという点に注意が必要です。
ギフトを裏返して置き、背面で包装紙を貼り合わせます。
慶事では先に左の紙をかぶせ、その上に右の紙を重ねます。
一方、弔事では逆に右、左の順に重ねます。
横長の箱を包む場合には、慶事ではポケットができるように、
弔事ではポケットが下向きになるようにします。
慶事と弔事では、紙の重ね方が逆になることを覚えておきましょう。
以下は、キャラメル包みを上手に包むのに適した紙のサイズです。(箱を包むことを想定したサイズ)
- 紙の縦のサイズ(cm):(箱の縦の長さ×1)+(箱の厚みの2倍弱)
- 紙の横のサイズ(cm):箱の1周+1cm
それでは、箱を包んでみましょう。
1:包装紙の上に箱を裏向きに置き、左右から紙をかぶせ中央で重ねます。
このときに、よく引っ張りたるみをなくすことがポイントです。
2:重なった部分をテープで留めます。
3:箱の角に沿ってきっちりと折ります。そうすることで、両方の角の角度がきれいに揃います。
4:最後に折り上げる紙を少し内側に折ると、より丁寧な仕上がりになります。
5:テープを貼って完成です。
斜め包み
斜め包みは、「デパート包み」とも呼ばれる冠婚葬祭には欠かせない、日本の伝統的な包み方です。
斜めに置いた包装紙の手前に箱を置き、箱を回転させながら包みます。
慶事では、包み終えたときに天の位置にポケットができます。
このポケットに幸せが入るといわれています。
最初に包装紙の上に、箱の天を左側に置いて包むとポケットができます。
一方で、弔事では逆に下向きのポケットができるようになるため、
不幸なことはここに入らず滑り落ちていくという意味を持ちます。
箱の天を右側に置くことで、下向きのポケットができる状態にすることができます。
慶事と弔事では、最初に箱を置くときの天地の位置が逆になっている点に注意しましょう。
斜め包みも、包装紙の大きさが重要です。
1:写真のように、斜めにした包装紙の手前に箱を置き包装紙をかぶせます。
このときに、右手前の角が包装紙から出ていることが重要です。
2:左の紙を角に沿って折り込み、テープで留めます。
3:テープで留めたあたりを右手でしっかりと鷲掴みにして、箱を回転します。
左のラインがまっすぐになるように意識しながら、たるみもなくすようによく引っ張ることがポイントです。
4:倒した箱を手前に引くことで、さらにたるみをなくします。
5:右側を箱の角に沿って折り込み、テープで留めます。
6:奥の角を先ほどと同様に折ります。
7:テープを留めてできあがりです。テープを留めやすいように処理すると、美しく仕上がります。
当社は慶事や弔事・仏事用におすすめの包装紙(既製品)も取り扱う国産メーカーです。
無地をはじめ、花柄など上品なデザインの国産商品を取り揃えております。
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